新しい検査機器「ZEISS CLARUS 500」が導入されました

CLARUS500

「CLARUS 500」はカメラのレンズでも有名なドイツの光学機器メーカーZeiss社の製品で、革新的な新しい技術を取り入れた次世代の超広角眼底撮影システム です。 当院ではこの最新の超広角眼底撮影システムを導入し、眼底疾患の記録や診断のクオリティを上げるように努めております。

 超広角、高画質、自然色カラー画像を最大の特徴として2018年2月に世界同時発売されました。従来の眼底カメラでは1回の撮影で画角50度に対し、CLARUSは無散瞳でも瞳孔径が2.5mmあれば、1回の撮影で133度、2回の撮影で水平方向200度、4回の撮影で水平・垂直200度の画像が得られます。特に糖尿病網膜症や網膜裂孔などの周辺網膜に病変が観られる疾患の観察に有用となります。
 また、光源に3原色(青、緑、赤)のLEDレーザー光を採用しており、直接眼底に高速で走査して眼底画像を取得します。3原色を採用していることにより、眼底自体が持つ自然の色合い画像、更には解像度が7μ以下と既存の眼底撮影装置では解像度が最も高く、黄斑部から周辺部の高画質画像が得られます。 レーザー光なので白内障なので中間透光体が濁っている眼でも良い画質が取得できます。

 黄斑部から周辺網膜まで全ての網膜疾患に対応すべく、自然色と明瞭で高解像度を併せ持つ次世代の超広角眼底撮影システムです。