新しいレーザー光凝固装置「Integre Pro Scan™」が導入されました

 レーザー治療が必要な病気(裂孔原性網膜剥離や増殖性糖尿病網膜症、網膜中心静脈分子閉塞症など)は、放置した場合、重篤な障害や合併症の発生、場合によっては失明に至る可能性があります。 そのため、できるだけ早期に、短時間で、痛みを少なく、眼に負担をかけずにすむレーザー治療が理想となります。その理想に近づけるために当院では新型のレーザー光凝固装置を導入致しました。

  Integre Pro Scan™ レーザー光凝固装置は、ellex社が長年培ったSolid-State Laserの技術を更に進化させたスキャンパターンレーザー光凝固装置です。
 従来のレーザー光凝固装置ではシングルスポット(1照射で1凝固)で行っていましたが、 スキャンパターンレーザー光凝固装置は15種類のマルチスポット (1照射で複数凝固) パターンを有しており、それを組み合わせることによりレーザー治療の効率が格段に上がります。更にコンピューター制御のオペレーションによりパターンの正確な感覚調整と一環したレーザースポットのパターンの形成が可能になるため、より正確で安定した治療が出来ます。

スキャンパターンレーザー 光凝固の長所

= 痛みが少なくなり、治療時間が短縮されます =

1)今までより1回の治療時間が短縮されます。

2) 従来のレーザー装置と比べ、レーザーの痛みが軽減します。

3)治療に必要なレーザーのエネルギー量が少なくすみます。

4) 治療のエネルギー量が少なくなるため、レーザー治療の副作用の減少が期待されます。

5)費用は従来のレーザーと同じ金額です。レーザー治療は高額療養費の対象となります(一部該当にならない場合あり)。